【インタビュー】主婦から転身!自宅ネイルサロン開業のデメリットと失敗しない秘訣は?
2022/10/25
現在専業主婦の方や、今後子育てしながらも仕事をしていきたいと考えている方で、自宅でのネイルサロン開業を目標にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自宅での開業は、
- 空いた時間で家のことができる
- サロン家賃がかからない
- 通勤時間が不要
など、忙しい主婦の方が仕事を続けていくにはメリットいっぱい。
金銭的にも時間的にも余裕が生まれ、家事と仕事を両立しやすくなります。
その反面、自宅サロンならではの意外なデメリットがあるのはご存知でしょうか?
K-twoネイルスクールでは、卒業後でもスクールと繋がり続けてくれる生徒さんが多く、開業された後で相談を受けることも多々あります。
自宅サロン開業の場合、「やってから後悔した!」というよりは、事前にしっかり対策を取っておければ防げることがほとんど。
こちらの記事では、自宅サロンゆえのデメリットと、それを解消するために準備しておきたいことを紹介していきます。
今回は、専業主婦からK−twoネイルスクールに入校され、実際に自宅ネイルサロンを開業された卒業生のイトウさんにもインタビューに協力していただきました!
実体験を交えながら、未経験から自宅サロン開業の秘訣をリアルにお届けいたします。
自宅サロンのデメリットとは?
冒頭で紹介したように、自宅サロンはたくさんのメリットと同時に、デメリットも存在します。
ざっと紹介するとこの4つ。
- 個人情報を知られてしまう
- クレーム対応時のリスク
- 自宅サロンより店舗型を好む客層もいる
- チープな印象を与えてしまうことがある
それぞれ詳しく紹介していきますね。
1.個人情報を知られてしまう
住所はもちろんですが、家の中の構造や、店舗型と比較すれば家族のことを知られてしまう機会はどうしても増えます。
これに関しては、
- 住所はネット上やフライヤー・ショップカードには住所を最後まで書かず、問い合わせや予約時にのみ詳細を伝えるようにする
- 建物の構造に関しては、できる限り玄関に近い部屋をサロン利用することで、あまり家の中をお客様が移動することがないようにする
- できる限り、個人的な情報が伝わり過ぎる会話は避ける
などの対策をして皆さん乗り切っています!
2.クレーム対応時のリスク
1にも通じる部分ですが、家を知られている上に近所の人がお客様として通う可能性もあるので、クレームがあった場合には貸し店舗以上に気を使います。
最初に施術同意書にサインしてもらい、現在のお客様の爪の状況やお直し等の条件などをしっかり説明しておきましょう。
クレームを完全に避けることは不可能なので、万が一クレームがあった場合でも、お客様から了承を得た上で行っていることが証明されるように備えておくのがベストです。
3.自宅サロンより店舗を好む客層もいる
ネイル施術の時間に、普段の自分の暮らしとは違った非日常を感じて気分転換を求めているお客さんもいます。
その場合はどうしても自宅サロンを避ける傾向にあり、客層の幅は若干狭まりがち。
とはいえ逆に、アットホームな空間の方が緊張しないという理由で自宅サロンを好んでくれる人もいるので、あまり悲観する要素ではありません。
- 好き家賃がかからない分、料金面の負担を下げる
- 完全プライベート空間であることを活かし、お子様連れOKにしてなかなか子供を預けられない主婦層にアプローチする
など、自宅サロンゆえの様々な対策が取れるので、デメリットをメリットに変えるアイデアを出していきましょう。
4.チープな印象を与えてしまうことがある
自宅の一部を開放していることで、店舗型のサロンと比較した時にどこかチープな印象を与えてしまうこともあります。
玄関は家族と同じになったり、トイレも当然共有になるため、自宅のインテリアや生活雑貨の印象もサロン自体の評価に多少繋がる部分があります。
最低限、施術ルームと居住空間をしっかり分け、生活感を施術ルームに持ち込まないのが理想。
ネイルに関する設備は店舗型のサロンと変わらない機材を用意し、資格の証明書などは見える位置に掲示するなどして、プロとしての意識を持って経営していることが伝わるとベストです。
施術ルームにプライベートな荷物は置かず、玄関やトイレも常に掃除が行き届いた状態にしておきましょう。
以上が自宅サロンのデメリットと、その対策です。
必見!自宅サロン開業前にしておきたいこと
ここからは、具体的な開業前に行う準備について紹介していきます。
- 賃貸の場合は住居用のみの契約になっていないか確認
- できるだけレベルの高い資格を取得しておく
- SNSを育てる
- 1年でも良いので、サロンで働いてから独立する
それぞれ詳しく解説していきますね。
賃貸の場合は住居用のみの契約になっていないか確認
そもそも賃貸物件の場合、住居用で借りていると店舗開業ができない契約になっていることがあります。
店舗利用が可能な物件なのか、しっかり管理会社に確認しておきましょう。
できるだけレベルの高い資格を取得しておく
デメリットと対策で挙げたとおり、空間的なオン・オフが付きにくい分、サービス自体もチープな印象を与えてしまう場合があります。
店舗を借りるよりも料金面での対策はしやすいが、ひたすらリーズナブル路線に走ることが正解かと言えば難しいところです。
その対策として、できる限り有名で難易度の高いネイルの資格を取っておくことをおすすめします。
具体的には
- JNAジェルネイル技能検定 上級
- JNECネイリスト技能検定 1級
この2つはネイル好きのユーザーであれば知っているし、新規のサロンを探す時は、ネイリスト選びの基準にしているくらい有名な資格です。
将来的にJNAの認定講師になるなど、ネイリストとしての選択肢も広がるため、持っておいて損はありません。
資格について詳しく解説した記事もあるので、ぜひ参考に読んでみてください。
▶ネイルに資格は必要?ネイリストになってわかった意外なメリット
SNSアカウントを育てる
ネイルの勉強中からでも、上手くできたチップのサンプルや練習したネイルなどを紹介して、SNSアカウントを育てておくことをおすすめします。
集客するとなった場合、住所を最後まで書かなければいけない集客媒体もありますが、SNSならそこも全く問題無し。
情報公開のラインは自分で決められるし、なんといっても掲載料は無料なので経費削減にもなります。
1年でも良いので、サロンで働いてから独立する
K-twoネイルスクールでは、できれば完全独立前に一度はサロン勤務をして仕事を一通り覚えておくことをおすすめしています。
サロン運営には、技術はもちろんですが、顧客の傾向やクレーム対応の方法、カルテの管理や器具の管理、仕入れや新規顧客の獲得方法など、多方面の現場勘が必要になります。
一年経験するとなんとなく全体の傾向がつかめるようになり、これがあるのと無いのでは大違い。
当然お客様は、他のサロンを経験してから自分のサロンにたどり着いていることがほとんどであるため、私たち以上に他のサロンについて知っている可能性も高いのです。
お客様から見ても、「外のサロンでネイリストとして修行期間を積んできた上で独立している」のはプロとして信頼に繋がります。
今は主婦からネイリストになる人も増えたため、アルバイトや時短正社員など、雇用形態も様々。
「フルタイムで残業できないと無理」という時代に比べて、ハードルもかなり下がっており、主婦が転職するには昔よりずっと恵まれた環境です。
ぜひ検討してみてください。
どうしてもサロン勤務が難しい場合
もし自宅以外のサロン勤務が難しい場合は、アフターサポートがあるスクールを選びましょう。
卒業後もサロンワークについてわからないことがあったら、気軽に聞ける場所を持っておいた方が絶対に有利です。
今は調べればネット上に専門知識が出てきてしまう時代。 お客様からの質問に対して、安易に素人と思って対応してしまうと、後々信頼を失ってしまうリスクもあります。
自分よりもキャリアの長い、ネイル業界のプロとの繋がりは大切にしましょう。
実際に、未経験から自宅サロンオーナーになった話
ここからは、K-twoネイルスクール卒業生で、名古屋市にお住まいのイトウさんのお話を紹介していきます。
イトウさんも先程おすすめしたように、自宅サロン開業前に一度ネイルサロンで現場を経験してからサロンオーナーの道を歩まれました。
専業主婦からネイルサロン開業!イトウさんについて
- お子さん:あり(入学時 3歳と8ヶ月の2名)
- 職業:専業主婦
- 通い方:週1日土曜日10時~17時まで通学
- 期間:1年で卒業
- サロン勤務期間:3年
入学前はお子さんも小さかったため、まだまだ手のかかる時期。
個別相談会には旦那さんも一緒に来校され、しっかり不安がなくなるよう専門カウンセラーに相談された上で入学を決められました。
通学している土曜日には、旦那さんがお子さんを見て、協力体制でパワフルに乗り切られていましたよ。
では、ここからは【イトウさん】のインタビューです!
Q ネイルを勉強しようと思ったきっかけは?
もともとネイルをしてもらうのが好きで、自分でもやってみたいと思ったことがきっかけです。
Q K-twoスクールを選んだ理由は
規模が大きいスクールで、説明会に参加した際のカウンセラーさん、先生が親切な方たちばかりで、通学されている生徒さんの雰囲気も良かったからです。
Qネイルを勉強することに対して不安なことはありましたか?
子供がいるのでネイルの検定に合格できなかったらどうしよう。家事とネイルの勉強が両立できるか不安でした。
Qスクールでの想い出はありますか?
楽しかった授業は3Dアートの授業でした。 今までは平面で作っていたネイルアートでしたが、立体で作れるようになったときに感動しました!
何よりも授業でクラスのみんなに毎週会えるのが嬉しかったです。スクールに入って今でも仲のいい友達もできました!ネイルの話はもちろん、家事の話などクラスメイトも私と同じ環境の方も多く、切磋琢磨して授業を受けれました。
Qスクールに通っているときに努力したことは?
入学したときは「あんまり練習したくない」と思っていました。 でも勉強していくうちにどんどん上手くなりたい!と思うようになり、検定の勉強はかなりやり込みました。
担任の先生は常に「練習した分上手くなる、練習しなければ上手にならないよ」といっていました。 今思うと本当にそれが今の私のネイリスト人生に活かされています。
Q子供さんがいながらネイルサロン就職することで大変なことはありましたか?
やはり勤務時間も含めサロン選びはかなり慎重になりました。面接に行った際に家庭と両立できるイメージがわいたサロンに就職しました! スクールで先生に就職相談もできるので、未経験の主婦でも受け入れてもらえるサロンを見つけられて本当によかったです。
Qネイルサロンで働いてみてどうでしたか?
現場で働いてみないとわからない事、施術スピード、予約の取り方など最初から自宅サロンを開業するよりサロンの流れがわかったのでとても勉強になりました。
Qネイリストになって嬉しかったことは?
自分の好きなことを仕事に出来たことが1番です。そして私のアートを気に入ってくれて指名してくれるお客様がいらっしゃったり、日々すごく刺激的です。
子供さんがいるママさんへメッセージをお願いします。
お子様がいると家事・育児と就職との両立が大変だと思いますが、必ず自分自身の働き方の条件に合うネイルサロンはあります。 在学中はしっかり授業に集中し検定試験に合格して、就職活動も諦めず探すことが大切です。
専業主婦で自宅サロンを開業する事ができた秘訣は?
サロン勤務経験をしたからこそ得れた技術や知識、コミュニケーション力も勉強できたからです。そして1番の秘訣はK-twoスクールで過ごした時間&練習はサロン就職や開業、今の私の自信につながりました!
イトウさんのネイルデザインをご紹介
バレンタインネイルもご紹介
3Dで作ったお寿司ネイルもリアル!
他にもイトウさんは【痛ネイル】も得意とされてます!ネイルサロンで働いている際も沢山のお客様から支持されていました!
イトウさんのネイル画像は下記のSNSから見れます♪
イトウさんのインスタをご紹介→https://www.instagram.com/nail_salon_try_you/
ネイルブックも掲載中→https://nailbook.jp/nail-salon/22677/
自宅サロンを開業するならスクール選びが超重要!
イトウさんのようにお子さんがいながらサロン勤務をする場合、
- シフトの融通が効くのか?
- 未経験でも大丈夫か?
- 夜出勤できなくても問題ないか?
など細かい条件をクリアする必要があります。
その際、就職サポートがあるスクールなら、カウンセラーが希望条件を伺った上で、求人元に確認してから面接を受けることも可能です。
ネイル業界に誰も知り合いがいない状態から、ネットの求人のみで闇雲に就活を始めるよりも断然就職しやすくなりますし、仮にサロン勤務がどうしても難しい場合も、都度サロンワークについて相談できるスクールを選ぶと心強い味方になってくれると思いますよ。
しっかりとしたプロセスを踏めば、未経験から自宅サロン開業は、決して不可能な夢ではありません。
K-twoネイルスクールでも、就職サポートや開業サポートを行っていますので、興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
スクールのコースや料金に関する詳細が知りたい場合は、下のフォームから資料請求をしていただくことも可能です!
イトウさんも参加した、随時行っているスクール見学会について詳しくまとめた記事はこちら🔽
▶【体験談】ネイルの学校を見学!名古屋にあるk-twoネイルスクールってどんなところ?