【インタビュー】男性ネイリスト需要増加の理由と就職までの道のり！

2023/08/01

最近は、男性でもネイリスト希望の方が増えてきました。

K−twoネイルスクールでは、これまで1万人以上の生徒さんをサポートしてきましたが、その中で実際に入校された男性は多数いらっしゃいます。

入校前の見学会やLINEからのお問い合わせでは、

『男性でも入学できますか？』
『男性の生徒さんはいますか？』
『気まずくないですか？』

と心配されますが、入校された生徒さんはみんな資格試験にも挑戦し、卒業後は無事に就職されました。

男女関係なく、学び始めれば皆本気。

今はまだ珍しく感じますが、かつて美容師さんがそうであったように、男性ネイリストの需要も今後ますます高まっていくと予想されます。

この記事では、

メンズネイリスト需要増加の理由
男性におすすめの学び方
検定試験の必要性
実際に就職はできるのか

など、リアルに現場でスクール生のサポートをしている目線で紹介していきます！

さらに記事の後半では、実際にK−twoネイルスクールに通われているT君のインタビューも掲載しています。

美容とは全く関係ない異業種から、ネイリストへの転職を目指してネイルスクールに入ったT君のリアルボイス。

ぜひ参考にしてみてください！

男性ネイリストの需要増加の背景は？

InstagramなどのSNSを見ていると、メンズネイリストのアカウントをたくさん見かけるようになってきました。

女性ネイリストよりもフォロワーが多い方もいて、確実に需要が増えているのを感じます。

男性ネイリストの需要が高まっている背景には、

男性もお客さんとしてネイルサロンに通うようになった
男性ならではのデザインや目線が人気
体力仕事に向いている

といった複数の要因があります。

一つずつ、詳しく解説していきますね。

1. 男性もお客さんとしてネイルサロンに通うようになった

メンズネイルの需要は、最近急激に伸びています。

若者を中心としたおしゃれ目的のネイルが注目されるようになり、男性でも施術を受けられるネイルサロンを探す人が増えているのです。

また、営業や接客などのお仕事をされている方が、身だしなみの一環として、ショートネイルにクリアジェルを施すこともあります。

その際、女性しかいないサロンよりも、スタッフに男性がいるお店の方が選ばれやすいため、メンズネイル施術を積極的に行っているお店では、男性スタッフが重宝されることもあります。

2. 男性ならではのデザインや目線が人気

メンズネイルだけでなく、もちろん女性から支持を得る男性ネイリストさんもいらっしゃいます。

“ネイリスト”といえばどうしても女性のイメージですが、子どもの頃に工作やプラモデル作りなどの細かい作業が好きだった男性にとっては、ネイルとの相性が良いのです。

男性ならではの繊細な色彩感覚、個性的で美しいデザインは、ファッション感度の高い女性には意外にも大人気。

また、女性らしいネイルを好まれる方にとっては「男性ウケが良いのはどんなデザインか？」という相談に乗れるのも、男性ならではでしょう。

普段彼氏や旦那さんにはなかなか相談できなかったり、大事なデート前にどんなネイルをしようか迷っている時、男性の意見が聞けるのはとてもありがたい機会！

美容師さんでも同じことが言えますが、お客様のメインは女性だからこそ、男性から見た女性像を客観視できるのは大きなメリットです。

3. 体力仕事に向いている

ネイリストは、一日中同じ姿勢で何人もの小さな爪に細かい施術を行うため、体力勝負の仕事でもあります。

ずっと座っていられるので楽に思われがちですが、肩や腰を痛めて離職してしまうことも。

そういった点でも、比較的男性の方が女性より体力があるため、忙しいサロンほど重宝されることもあります。

男性ネイリストを目指すためにおすすめの学び方

これは男女問わず同じですが、特に男性の場合は、独学や通信で学ぶよりネイルスクールに通うのがおすすめです。

通学か、少なくともオンラインで、直接講師とやり取りがある方法が良いでしょう。

直接その場で間違いを修正してもらえるため、技術が向上しやすいのはもちろんですし、女性が多いネイル業界に馴染めるいい機会でもあります

実際にサロン勤めが始まると、やっぱりメインは女性客。

技術習得だけでなく、女性たちの雰囲気に慣れることも大切です。

資格を取得しておこう

資格試験は男性でも受けられますので、ぜひ取得されることをおすすめします。

求人に応募する際、持っていると有利になるのが、

JNECネイリスト技能検定試験
JNAジェルネイル技能検定試験

この2つです。

美容専門学校のカリキュラムの中で、男性もネイルコースを専攻することがあるため、毎回試験会場では男性受験者もチラホラ見かけます。

専門学校の学生さんだと3級取得が多いですが、ネイリストとしてプロを目指すのであれば2級以上、できれば1級が理想ですね。

2級と1級の学習内容は、キャリア数年分に該当する違いがあるので、1級を持っていれば採用率がかなり上がりますので、ぜひ男女問わずガッツを出して欲しいところ！

1級の男性受験者は少ないですし、もちろん女性でも簡単に合格できない分、自分の技術と本気度合いの証明にもなるでしょう。

JNA認定校で学べば認定講師になることも可能

スクールを選ぶ際は、JNA認定校に通われることをおすすめします。

日本ネイリスト協会には“認定講師”という資格がありますが、この試験はJNA認定校を卒業していないと受けられないのです。

男女の差は特になく、実力で合格すれば絶対になれるのが認定講師。

実際にK-twoネイルスクールでも、男性の本部認定講師が勤務していたことがありました。

サロンワークだけでなく指導者として活動を行うことができるため、将来的にネイリストとしての幅が広がる受験資格を持っておいて損はないでしょう。

認定講師についてまとめた記事もありますので、興味がある方はぜひ目を通してみてください。

▶JNA認定講師がいるスクールで学ぶメリットは？一流ネイリストになるなら絶対オススメ！

実際のところ、男性はネイルサロンに就職できる？

冒頭でもお話したとおり、当スクールの卒業生は全員無事に就職できました。

もちろん、「どのサロンでも就職できるのか？」といえば、そうでないお店もあります。

実際に”女性スタッフONLY”というのを売りにしているサロンもあるため、そういった場合は難しいですね。

しかし前述のように、メンズネイル需要の高まりや、体力面や勤務時間においてサロンワークで重宝されるポイントが多々あるのも事実です。

男性こそ、就職サポートを確実に受けられるスクールを選びが大切

スクールには求人がたくさん集まってきて、サロンの雰囲気や条件を、求人票に載っているよりも詳しく確認することができます。

女性スタッフ限定のサロンは前もって確認して応募候補から外す
現場が本当に喜ぶPRポイントなどのアドバイスをもらう

など、就活のサポートを受けやすい環境に身を置きましょう。

一人で暗中模索するよりぶつかる壁を減らせますし、無駄がなくスムーズです。

男性ネイリストの就職実績があるかどうかも、見極めるポイントとしては重要ですね。

男性生徒さんにインタビュー！

ではここからは、K−twoネイルスクールの男性生徒さんである、T君のインタビューです。

T君のプロフィール

【年齢】20歳
【前職】工場勤務
【通い方】通学コース

異業種出身、一度もネイルサロンに行ったことがないのにトライした理由は！？

T君は、美容業界とは無縁の世界で働いていたのですが、とある事情からネイルに興味を持つようになりました。

一度もネイルをした事のない状態でしたが、スクール見学に来てすぐにネイルの勉強を始めることを決心。

ネイルに興味を持ったきっかけ
実際にスクールライフを経験した感想

など、詳しくお話を伺いました。

Q:ネイルに興味をもったきっかけは？

A:元々工場で働いていたのですが、事故に遭って、指を怪我をしてしまいました。

中指の第一関節から先が動かなくなり、そのせいでその指と爪をよく見るようになりました。

最初は、その怪我をした指と爪をどうにかキレイにできないかと思っているだけだったんですが、色々と探しているうちに『ネイリスト』という仕事を知って興味を持つようになりました。

「男性でも大丈夫なのかな？」と心配で、とりあえず資料請求をして電話で聞いたら
『男性の生徒さんもいますよ～』と言われてとても安心しました。

Q:Ｋ-ｔｗｏスクールに決めた理由

A:実際に、指が曲がらない状態でも大丈夫なのか？

筆を持って試してもらったり、体験レッスンをさせてもらったりして試させてもらいました。

実際に見学に来た時の雰囲気だったり対応が凄く良くて、ここなら安心して学べそうだと思って、すぐにネイルを学ぶ決心をしました。

Q:学校の雰囲気や授業の様子はどうですか？

A:今までの仕事は男子ばっかりだったので、すごい変化です（笑）。

でも、授業も楽しいし、周りも受け入れてくれている環境だし、緊張はしないですね。

とにかく楽しいです。
色んな生徒さんがいて、色んなレベルの人がいて、先に進んでいる人を見ると自分もできるようになりたいと思うし、頑張ろうって思えます。

男だからと肩身の狭い思いとかは全くなくて、すごくいい環境だと思います。