ネイリストに向いてる人の特徴8選!現場のリアルを知る現役講師がアドバイス
2023/08/28
“ネイリスト”と聞くと、一体どんなイメージが浮かぶでしょうか?
- おしゃれなアートをするアーティスト
- お客さんとの会話を楽しむ接客業
など、人によって持つイメージが違い、それゆえに目指す動機も様々な職種と言えます。
K-twoネイルスクールでは、これまで1万人以上のネイリストを育成してきましたが、やはり皆さん、なりたい理由は人によって違います。
中には入校前の見学会の際に「自分は接客が好きだけど絵は苦手で、ネイリストに向いてないんでしょうか?」といったような相談してこられる方も。
“せっかく時間とお金をかけて学ぶなら、ネイリストの仕事をずっと続けていきたい”と思って不安になるのは当然ですよね。
この記事では、これまでサロンワークやネイルスクール講師業を通して感じた「ネイリストに向いている人の特徴」を紹介していきます。
私自身がそうであったように、技術職を長く続けていくために重要なポイントをお話しますので、これからネイリストを目指される方はぜひ参考にしてみてください。
ネイリストに向いている特徴
ネイリストに向いてる人の特徴を、まずはざっと8つあげてみました。
- 丁寧で細かい作業が好きな人
- 流行に敏感でトレンドを追うのが好きな人
- 美容やオシャレが好きな人
- 絵が得意な人
- コツコツ技術向上の努力ができる人
- 健康で体力がある人
- コミュニケーション能力がある人
- 対女性同士の環境が得意な人
それぞれ詳しく説明していきますね。
1.丁寧で細かい作業が好きな人
ネイルは、小さな爪という数センチ四方のキャンバスで形を整えたり、アートをしたりと、非常に細かい技術です。
たった数ミリでもズレればバランスが崩れたり、根本からしっかりジェルが塗れていないとクレームになることも。
「緻密な作業を丁寧に仕上げることが好き」という人には向いている仕事です。
2.流行に敏感でトレンドを追うのが好きな人
ネイルの世界は、洋服と同じくらい流行が毎年変わっていきます。
例えば、かつてはスカルプチュアで長さを出したネイルや、3Dアートを施すのがトレンドでした。
しかし最近は、ニュアンスネイルやマグネットジェルなど、ナチュラルなものが流行っています。
「今は何が流行ってるかな?」と、常にお客様の要望に応えられるように最新のトレンドを追うことを楽しめる人はネイリスト向き。
逆にこれが苦になってしまうと客層も狭まるし、どうしてもそれが施術を通してお客様にも伝わります。
3.美容やオシャレが好きな人
2にあげたトレンドの話にも通じることですが、ネイルは美容やオシャレの一貫。
やっぱりそれが好きで向き合える人は、楽しみながら続けやすいです。
ネイル施術に来られる方も、美意識やファッション感度の高い人。
自分自身がそこに興味があれば話も弾むし、要望に応えやすくなります。
いきなり大きなお金を稼げる職種ではないからこそ、「自分が好きなことを仕事にして、お金がいただける。」ということに価値を感じられる人は向いています。
4.絵が得意な人
要望次第では、細い筆でキャラクターや柄を描くことがあるので、やっぱり絵が得意な人は有利です。
ただ、これは必須項目ではありません。
人気ネイリストとして活躍する人の中には、絵が苦手な人も大勢います。
凝ったイラストやアートは、お客様があらかじめ、“イラストネイル専門”にしている店舗を探して通う傾向があるので、普段のサロンワークでそこまで多いオーダーではないのです。
ネイル検定の試験内容で、花などのアートを施す課題もありますが、専用の道具で何度も練習すれば、皆描けるようになっていますね。
絵とネイルのアートは似ているようで別もの。
紙に絵が書けなくても、コツを覚えると小さなネイルの中でなら描けるようになる人が多いです。
5.コツコツ技術向上の努力ができる人
先程の細かいアートの練習の話にも通じますが、技術職で最初から完璧にできる人はいません。
センスや才能以上に大切なのが、コツコツ向上心持って努力ができることです。
トレンドアートだけでなく、技術もドンドン進化していく業界のため、いつまでも学びの姿勢を持ち続けることが大事。
むしろ、最初から得意で簡単にできてしまうことしかトライできない人は、必ずどこかで壁にぶつかってしまいます。
「もっと上手になりたい。 そのためなら、苦手な部分の練習をもっと頑張ろう。」と思える人には、とっても向いている仕事ですよ。
6.健康で体力がある人
ネイリストの仕事は、ずっと座って仕事ができる割に、体を酷使する仕事です。
特に忙しいお店ほど、予約がパンパンに入っているため、「決まった時間に必ず休憩を取る」といったこともできません。
その間ほぼずっと同じ姿勢で座って、目や肩を使い続けます。
- 手の腱鞘炎
- 肩こり
- 眼精疲労
などの症状が出ることも珍しくありません。
アルバイトだったり、労働時間などの条件をあらかじめ固定することで、ある程度働き方の調整は可能ですが、やっぱり体力があるに越したことはありません。
精神的にタフで、ストレスを溜め込まないことも重要です。
7.コミュニケーション能力がある人
ネイリストは、技術職ではあるものの、あくまで接客業。
月に一回のご褒美タイムとして、ネイリストとの会話を楽しみに来店されるお客様も多いです。
これを聞くと、「常に話せるネタが用意できる自信がない!」という方も多いですが、コミュニケーションは聞き役に回れることも大切。
一方的に話すばかりじゃないので、ネタ探しに必死になる必要はありません。
話のネタを提供することもありますが、お客様の話を聞いて楽しんでもらうことも同じくらい大切です。
また、カウンセリングの際に、まだ迷われている方の要望を詳細に聞き出す能力も必要です。
いずれにせよ、人との会話が苦痛じゃない人に向いている仕事といえますね。
- 一人で黙々とやれる仕事が好き
- 人と会話するのが苦手
という場合は、慣れるまでトレーニングが必要です。
お客様が自分の技術や会話を楽しんでくれること、要望に応えられることに喜びを感じることが、ネイリストの醍醐味です。
8.対女性同士の環境が得意な人
ネイルサロンは、お客様も同僚も先輩も後輩も、ほとんどが女性です。
気に入ってもらえて指名が入れば、お給料もモチベーションも上がり、より楽しくなっていくお仕事。
女性同士のコミュニケーションが得意に越したことはないでしょう。
先輩に技術を教えてもらうことが多いので、協調性を持って円滑にやれる人は向いています。
過去に「これまで女性同士の職業に就くことがなく、女性環境への向き不向きがイマイチわからない」という方もいらっしゃいましたが、ネイルスクールで生徒同士や講師と交流する時間が、サロン勤務後のイメージトレーニングになったと言われることも多いですよ。
大前提として「好き」であることが大切
ネイリストは、爪にアートをするだけでなく、
- 伸びたアートをOFFする
- 形を整える
- カルテなどで顧客の管理
- 在庫管理
- お客様との会話
- 最新の技術を常に学ぶ
などといった、“裏方作業”も含めての仕事です。
そして先程もお伝えしたとおり、最初からいきなり稼げる仕事ではありません。
お金だけを目的に始めると、続かない人がほとんどです。
ただ、大変なこともあるけど、やればやるだけ上手になり、上手くなればなるだけお客様が喜んでくれるようになるのは、何よりも代えがたい喜びです。
独立して自分で開業すれば、好きな時間に休みを調整することもできますし、収入UPも見込めるのは技術職の良いところ。
しっかり基礎を叩き込み、丁寧な施術と接客ができるからこそ、指名が取れる良いネイリストになります。
お金のためだけにやる仕事ではなく、大前提として、ネイルの仕事が好きという気持ちが大切なのです。
最初から「大好き」と言える必要はない
K-twoネイルスクールに通われている生徒さんたちは、年齢や職業も皆バラバラ。
共通して言えるのは、皆「ネイルが好き」ということです。
これを聞くと、「私はそこまで好きと言えるかわからない」と不安になる人もいるのではないでしょうか?
ここで安心して欲しいのは、最初から全員がそうだったわけではないということです。
むしろ
- 「最初はケアが苦手だった」
- 「女性同士で仲良くやれるか不安だった」
- 「続けられる自信がなかった」
と、それぞれ不安を抱えているものです。
でも、たくさん練習したり、スクールで皆と一緒になって切磋琢磨していくうちに、どんどんネイルの面白さにハマっていくのが技術職の良いところ。
スクール生の皆さんが好きなことに向かって一生懸命に時間を費やしている姿は、私たち講師から見ても、とても輝いています。
向き不向きと同じくらい、「好きになれるかどうか?」は大切ですし、それは環境選びで変わります。
自分がやりたいと思ったことを、行動に移してやり切れることで、今以上に自分を好きになれるもの。
K−twoネイルスクールでは、皆さんの「ネイリストになる」という夢を、全力でサポートしていきたいと考えています。
興味がある方は、ぜひお気軽に資料請求やLINE公式アカウントなどからお問い合わせください。
見学会の様子をレポートした記事もありますので、ぜひ読んでみてくださいね。