ネイルスクールに年齢制限はある?セカンドキャリアにネイリストを目指す心構え
2023/08/27
一度社会に出たり出産を経て新しく未経験の職種に転職を考える際、ネイリストという職業は女性にとても人気です。
「手に職を付けて自分の技術でお金を稼げるようになりたい。」
「会社に属さず自宅でサロンを開業して、子育てと両立させたい。」 など目的も様々。
実際にK-twoネイルスクールには、10代〜40代、時には50代と、幅広い年齢層の生徒さんがいらっしゃいます。
入学を決める前の見学会の段階で、30代後半以降の方からよく相談に上がるのが、ご自身の年齢と今後のキャリア、スクールに通っている生徒さんの年齢層のことです。
「今からネイリストになるのは無謀でしょうか?」といったご質問に対して私たちがお答えするのは、「目指す目標次第で可能・不可能が分かれます。」ということです。
当スクールでは、せっかくネイルを学ぶのであれば、ただ入学してもらって終わりにはしたくないので、できるだけリアルにその方の状況を聞きながら可能な方法を紹介するようにしています。
こちらの記事では
- ネイルスクールの年齢制限
- 通っている年齢ごとの特徴
- 30代後半以降のネイリストの働き方と心構え
これらについて詳しく解説していきます。
見学会と同じようにお話していきたいと思いますので、ぜひご自身の状況に合わせて読み進めてください。
ネイルスクールに年齢制限はある?
全てのネイルスクールが同じとは言えませんが、ほとんどが義務教育を修了していることを基準としてることが多いです。
その理由は、資格試験の内容。
ネイルの有名な資格であるJNECネイリスト技能検定やJNAジェルネイル技能検定は、実技の他に筆記試験があり、授業もその対策をメインに進めていきます。
筆記試験は一般常識レベルの学力が必要になってくるため、授業についていける基準として、義務教育修了というルールにしていることがほとんどです。
逆に、具体的な年齢の上限が設けられているスクールはほぼありません。
【年齢別】通っている生徒さんの特徴
年齢ごとの、ネイルスクール生さんたちの傾向を紹介していきます。
10代
高校を卒業してすぐネイリストを目指す場合、専門学校かネイルスクールで学びます。
美容専門学校は最低でも2年かかり費用も高額なため、早くネイリストデビューを考えている方は高校卒業後ネイルスクールに通う方を選ばれますね。
18・19歳くらいで既にその道を決めている方は、昔から美容やネイルが大好きで、好きなことに一直線といった様子がほとんど。
進路としては、資格を取ってサロンに就職することが多いです。
技術職の場合「始めるなら早いに越したことはない」と言われますが、10代の場合は社会人経験がないため、そのまま接客業に入ることを不安がる方も多いです。
接客マナーなどを指導してもらえたり、現場実習があるスクールだとより安心して挑めますね。
20代
20代の場合は、
- ネイルサロンへの就職を目指して大学在学中にダブルスクールで通う
- 一度違う職種に就職してからネイル業界への転職を目指して通う
というパターンが多いです。
一度仕事に就いてから、自分のお金でスクールに通って方向転換を試みていることが多いため、覚悟を決めて一生懸命に学んでいます。
年齢的に独身の方も多く、まだまだ自分に使える時間もあるので、これを機にネイリストへの道を一直線に突き進んでいく傾向がありますね。
多くの生徒さんは10代の方と同じく、資格を取得してから、ネイルサロンへ就職します。
30代
結婚や出産を経て、子育てとの両立を目指して通う方や、ずっと勤めてきた会社を辞めて手に職を付けたいという目的で通い始める方が多いです。
仕事が終わった後や、子育ての合間の時間を使って通うため少し忙しいですが、皆さん保育園や家族の協力を得て試行錯誤。
途中で離脱なんてことはほぼありません。
さらに最近は自宅でZoomを繋いで学べるオンラインコースができたため、昔に比べて忙しい方でも、より学習しやすくなっています。
まだまだ全然遅くない年齢だと思いますよ。
40代
子供の手が少し離れてきて、昔より時間に余裕ができ、今後の自分の働き方を見つめ直した時にネイルスクールへ通い始める方が多い傾向です。
“手が離れる”といってもまだ子育ての途中であることが多いので、やはり忙しい中色々と工夫しながら時間を作って通われていますね。
50代
50代の場合は、子供が独立してから自分の興味があることに対して時間が使えるようになり、習い事の一環として始められる方も多いです。
40代までとは違い、仕事にしたい人だけじゃなく「セルフネイルを上手にやってみたい」という趣味的な楽しみ方の人も増えます。
時間に余裕ができて練習時間が取りやすいことから、案外軽い気持ちで始めたけどハマってとても上手になる方もいらっしゃいますよ。
年齢ごとに見るネイリストの働き方
前述のとおり、10代〜30代前半までは、資格取得してからサロンに就職することは難しくありません。
ネイルサロンで働いているネイリストは20代〜30代が最も多く、お客様もその年齢層が多いため、求人の需要も一番多いのです。
実際にほとんどの方が、一度はアルバイトや正社員としてサロン勤務を経験しています。
お子さんがいる場合は、急な体調不良などがあった場合の預け先などを確保できれば、なお安心ですね。
しっかり練習時間を取って積極的に実務経験を重ねていけば、数年後にはネイリストとしての実力も自信もついてきます。
その後は自分でサロンを経営したり、講師の道に進んだりしています。
30代後半からスタートするなら、どんな働き方がおすすめ?
30代後半からの働き方は、若干それまでとは変わってくる傾向があります。
年齢的にはできるだけ即戦力が求められるようになるため、未経験ならまず資格は間違いなく持っていた方が良いですね。
できるだけ難易度の高い資格を持ちつつ、これまでの社会人経験で培った接客マナーを活かし、落ち着いた対応ができる点はサロン側からみてもメリット。
その上で、それぞれ年齢別におすすめの働き方を紹介していきます。
30代後半からスタート
年齢的に、「もう遅いかも?」と不安になり始める傾向があるのがこの頃。
ですが、K-twoネイルスクールの生徒さんには30代後半の方がたくさんいらっしゃいます。
まだまだ体力的にも元気で、細かい作業が苦になることはほとんどないため、技術と就業時間さえ確保できれば就職先も見つかる年齢。
1〜2年のサロン勤務を経て、技術に自信が持てる状態になったら自宅サロンを開業する人も多いです。
その形が作れると、子育てとの両立もしやすいので、ネイリストとして長続きするパターンも珍しくありません。
40代からスタート
ネイリストの仕事は、ずっと同じ姿勢で何時間も細かい作業をするため、体力仕事と言えます。
人気のサロンだと朝から夜まで休みなく入客し続けることもあるので、体力面での対策も必要になってきます。
若い世代のようにガッツリ体力勝負をするより、続けられるペースで考えることも大事。
スクールで学んだ後、就職せずに最初から自分でサロンを開業するパターンも増えてきています。
勤務時間も調整できるし、空き時間には家事やお子さんのことも対応できるので、子育てママにとっては理想的な形ですね。
40代で就職は無理なの?
とはいえ、いきなりサロン開業する人ばかりではありません。
最近は40代・50代以降でもネイルを楽しむ方が増え、お客様の年齢も上がってきていることから、スタッフも同じくらいの年齢層を集めて落ち着いた雰囲気づくりをするサロンもあります。
そういったサロンだと、年齢が若すぎて逆に不採用になることもあるため、そこを狙って就職先を探してみるのも一つです!
自分一人で探し続けるのはなかなか大変なので、40代で就職を希望される場合は、就活サポートが受けられるスクールを特におすすめします。
50代からスタート
40代と同じく、体力面での対策をしっかりできることは必須です。
細かい作業が多いので、目を休めたり身体をほぐしたりなどボディメンテナンスを忘れずに楽しんでほしいです。
趣味の領域ではなく仕事にしたいと思って始めるのであれば、自分で開業することは視野に入れておくのがおすすめ。
資格試験の練習でモデルさんが必要になるため、そういった段階で今後ネイルサロンを始める旨は伝えておくなどしても良いかもしれませんね。
上手な人であれば、同じくらいの年齢層の人にやってもらいたい方もいるので、知り合い繋がりの口コミで広がっていくこともあるでしょう。
どの年齢でスタートしても、練習時間の確保は必須
このように30代後半からは、自宅サロンなどの開業を視野に入れた動きをする人が多くなります。
ですが、どのようなパターンで働くにしてもネイリストとしての技術は全員必須。
20代でも同じですが、最初から完璧にできる人はいないので、絶対に何度も繰り返し練習する必要があります。
年齢の話以上に、仕上がりが悪ければお客様はリピートしてくれません。(その逆も然り◎)
トレンドの技術は常に勉強し続ける
また、その時々のトレンドもあるので、新しいデザインや技法を知る習慣は持ち続けましょう。
あとは自分でサロンを経営する場合、集客は必須。
フリーペーパーやSNSなど、時代や環境に合った集客方法を取り入れる柔軟な姿勢が大切です。
ここは年齢は関係なく、いくつになっても経営者であれば考え続けていくポイントですね。
始めるなら少しでも早い方がいい
ネイルの勉強は、資格習得に半年〜約1年ほど、さらにお客様に入客できるようになる技術習得に数ヶ月〜1年ほどはかかります。
ですから年齢のことで悩まれているのであれば、少しでも早い方が良いというのが本音です。
ここまで色々厳しいことも含めて現実的なお話をしましたが、今後は40代以降の女性の社会復帰が益々増えていくことになると思われます。
ネイルを楽しむ年齢層も上がっているし、昔以上に女性が元気な時代になるでしょう。
いきなり大きく稼ぐことを考えるとハードルが上がりますが、これからの長い人生を充実させたいという目線で考えた時、興味のある新しい世界へ飛び込むことはとても素敵なこと。
年齢で迷いながらもネイリストを目指した生徒さんから、「せっかく働くなら、何も興味がない作業より自分が好きなことでお金をもらえる方が幸せ。」といった言葉を耳にします。
「好き」「楽しい」といった気持ちで挑めること自体、とても幸せな時間の使い方なんだと痛感させられる瞬間です。
スクール選びの際に確認した方が良いこと
これからネイルスクールに入られるであれば、ぜひ皆さんには
- JNA認定校
- 就職サポート
- 開業サポート
が整っているスクールを選ぶことをおすすめします。
少し詳しく説明していきますね。
JNA認定校を選ぶ理由
JNA認定校を選んでほしい理由は、就職を希望される際に無名のスクールを出た状態ではせっかく学んだのにあまり有利にならないためです。
逆にネイルの権威であるJNA認定校で学んだことが履歴書に書ければ、技術の質はある程度担保されることになります。
資格も同じで、難しい資格を持っていれば就職や集客でも安心してもらうことができます。
当スクールには、認定校ではないスクールから通い直しで入校してくる方も多いですが、無駄な時間を過ごしてほしくないというのが本音です。
就職サポートが受けられるスクールの良さ
対象年齢となる求人数が20代と比較して少なかったり、ご自身もお子さんがいて、いつでも勤務可能じゃない場合もあるでしょう。
こういった場合は自分だけで探すよりも、多くの求人が集まりやすい環境に身を置いて、サポートを受けた方がお仕事が見つかりやすいです。
サロンとの間にサポートスタッフが入り、細かい条件を先に確認してもらうことで、最初から無理なサロンに応募することはなくなります。
開業サポートが必要な理由は?
スクール卒業後すぐに開業するとなると、技術でわからないことがあったら先輩に聞けるわけでもなく、経営面でも仕入れ先など、わからないことが多いはず。
開業サポートをしているスクールなら、こういった実務経験やコネがないと難しくなってしまう部分を、フォローすることができるのです。
K-twoスクールは、JNA認定校であることはもちろん、就職サポート・開業サポート共に行っています。
卒業生さんたちは、一度就職した職場が合わずに転職する際や、開業してわからないことが出てきた際に、今でも相談してきてくれますよ。
なんといっても時間は有限。 迷われている方はぜひ、スクールの詳しい資料を案内を読んでみてください。
今よりもずっと迷いがなくなるはずです!