「ネイリストは大変」と言われる理由と、長く続けるコツは?
2023/08/23
ネイリストは華があり女性にとって憧れの職業である一方、「大変な仕事」ともよく言われます。
実際に離職率が高いのは事実で、一人前になる前に諦めてしまう人も。
しかし、ネイリストの仕事を”天職”と感じ、楽しみながら続けている人もたくさんいます。
その違いは何でしょうか?
K-twoネイルスクールでは、これまで多くのスクール生をネイリストとして育成してきました。
その経験から感じるのは、華やかな面に夢を描くことは大切ですが、ある程度現実を知りながら心して挑むことも必要だということです。
前もって大変さを知っておくこと。
現実をしっかり見つめること。
もちろんそれで不安が大きくなる人もいるでしょう。
しかし安心してください。
大変な中でも”長く続けていくためのコツ”が確実に存在します。
こちらの記事では、
- ネイリストの仕事大変なこと
- 乗り越えて長く続けていくコツ
を紹介していきます。
ネイリストの仕事・大変なこと5つ
ネイルの道を志した人が大変だと感じることは、大きく分けるとこちらの5つです。
- 下積み時代
- 意外と肉体労働
- 接客
- 職場の雰囲気
- トレンドによる変化
それぞれ一つずつ、詳しく説明していきますね。
1.下積み時代
技術職の宿命と言えますが、手に職を付け一人前になるまでには必ず努力や忍耐が必要な時期があります。
練習、拘束時間、金銭面。
どれを取っても最初から高待遇の条件で働くことは難しいのが現実です。
お客様へ入客するまでの最低限の基礎練習。
入客してからも要望に応えられるようにアートの練習など、練習時間の確保は必須です。
自分で入客して収益を上げられるようになるまでは、お給料も最低水準ラインで働くことは少なくありません。
「遊ぶ時間がたくさん欲しい。」 「いきなり沢山稼ぎたい。」
こういった気持ちで始めると、下積み時代はきつく感じるでしょう。
どんな一流ネイリストでも乗り越えている時期
しかし、この時代を乗り越えてこそ、実力あるネイリストになれるのです。
練習して上手になると施術時間も早くなるし、楽しいと感じることも増えてきます。
歩合制のサロンで指名がもらえるようになったり独立すれば、収入も上がっていくでしょう。
技術や経験は自分に対して積み上げられるものなので、ある意味将来への投資なのです。
誰もが必ず迎え、必ず終わりがくるのが下積み時代。
ネイリストを志すのであれば、向上心や目標を持ってぜひ乗り越えてほしい時期ですね。
そのコツも、後半で紹介していきます。
2.意外にも肉体労働
ネイルサロンの職場環境は、見た目のおしゃれはオフィスワークよりずっと寛容。
むしろ身だしなみを整えていることも仕事の一つです。
しかし、そんな世界を外から見ているとあまり想像できないかもしれませんが、ネイリストの仕事は意外にも肉体労働と言えます。
一日中、何時間も同じ姿勢でお客様の
手元を見て、細かい作業に集中。
頭は下向きになる時間が多く、肩や首が凝りやすい環境です。
また、ミリ単位のズレで大きな違いが出る作業が多いため、眼精疲労も起きやすくなります。
3. 接客
お客様は施術時の会話を楽しみに来ている人もいます。
ネイリストは技術職ですが、黙々とネイル施術だけをやればいい仕事ではありません。
相性もあるので、中にはどうしても気難しく感じる人や、理不尽なクレームが起きることもあるでしょう。
ただし、このあたりも経験と共に変化する部分です。
経験を積むうちに、自分自身がお客様ごとの傾向を掴めるようになってきます。
カウンセリングや施術にも慣れてきて、クレームになりにくい対応を覚えられることが多いですね。
そのためにも最初は、クレームが起きた際には先輩や上司を頼れる環境で働けることがベストです。
4. 職場の雰囲気
最近は男性ネイリストやメンズネイルの需要も増えていますが、まだまだネイルサロンといえば、スタッフもお客さんもほとんどが女性です。
そのため、女性同士のコミュニケーションが苦手な人には、少々大変に感じる場面があるかもしれません。
職場によっては、スタッフ同士でライバル意識を持っているところもあるでしょう。
ただ、このあたりはあまり恐れても仕方がない部分。
運要素も大きいです。
逆に仲良く和気あいあいとしている職場もたくさんあります!
もし入社後にこの部分だけが辛いのであれば、その時は転職をおすすめしたいですね。
一生懸命決めた進路を、最初の職場環境だけで辞めてしまうなんてもったいないです。
5.トレンドによる変化
ネイルはお洋服のように、その時々で流行があります。
大体平均で3週間〜1ヶ月に一回はネイルチェンジするとして、毎月ずっと同じデザインのネイルをする人はほぼいません。
毎日見ているものなので、どうしても飽きがくるのです。
そのため、トレンドの移り変わりはかなりスピーディー。
“旬のデザイン”と言われているものが、一年後も同じ状況にあることはまずありません。
「一つの技術を覚えればそれで終わり」の業界ではないのです。
中には、そういった時代の流れをキャッチしていくことが、大変に感じる人もいるでしょう。
ネイル好きならそこまで苦にならない
ただ、元々ネイルが好きであれば、自分自身も毎月「今月はどんなネイルにしようかな…」と自然に考えているのではないでしょうか。
更にネイル施術をする側になると、新しいデザインが誕生すると、「これはどうやったらできるんだろう?」と疑問が沸いてくるものです。
最近はSNS画像の持ち込みも多いため、時代のトレンド需要に応じて練習しておけば、毎回0から考えて生み出すほどの苦しみはありません。
また、新しい道具や材料は、ほとんどが今あるものより改良されて扱いやすくなるものが多いので、習得すれば楽になることが多いです。
以上が、ネイリストを続けていく上で大変なことです。
ここまで読むと、大変で心が折れてしまいそうになりますよね。
でもそれは、ネイルの仕事に夢を抱くからこそ起きる当たり前の感情なので、自信を失う必要はありません。
乗り越えて長く続けていくためのコツは?
では次に、これらの大変なできごとを乗り越えるためのコツを紹介していきます!
ボディケアの習慣をつける
定期的にマッサージやストレッチなど、身体のメンテナンスをする習慣を付けておきましょう。
若い頃は少ないですが、長く続けていく上で、必ず体力の衰えには直面するでしょう。
その時に差がでるのは昔からの習慣の差です。
“身体が商売道具”という意識を持って、今から自分を大切にしてくださいね。
自分なりのストレス発散方法を持っておく
お出かけ、音楽鑑賞、友達との食事など、何でも良いので仕事以外にも楽しめることを持っておくと良いでしょう。
時間やお金をかけなくても、アクティブな方法じゃなくても良いのです。
一度考え事を止めて、丸一日しっかりと睡眠を摂ることでリカバリーできる人もいます。
大切なのは、小刻みに発散して気持ちを切り替えられること。
人間ですから、「ストレスを感じるな」は無理です。
それよりもストレスが溜まりすぎないように、自分の心の傾向を知り、上手に向き合っていけることが大切。
ずっとストイックでいる必要はありません。
時には自分で自分を甘やかしてあげて、少しくらい嫌なことがあっても機嫌を取れるようになれるといいですね。
良い出来事は、些細なことも全力で喜ぶ
向上心が高い人が意外と陥りがちですが、目標が高すぎて「全然自分なんてまだまだ」という気持ちを持ってしまいます。
これ自体は悪いことではありませんが、自分の小さな成長が喜べないと技術職は辛いです。
なぜなら、“成長”とはいきなり起きるものではなく、少しずつ些細な変化を重ねてこそできるものなのです。
どんなに意識を高く持っても、楽しさや喜びを感じないままでは、お客様と接していても態度に現れてしまいます。
特にネイリストは、その人自身の雰囲気も指名に大きく関わる仕事。
今までやれなかった技術ができるようになった時やお客さんが喜んでくれた時は、素直に自分を褒めてあげてください!
自分の最終目標には届かなくとも、まずは日々起きた楽しかったこと、嬉しかった気持ちを大切にしていける人は挫折しづらいです。
相談できる環境を一つ以上は持っておく
もし職場が合わなくて転職や独立開業を考える時、その相談ができる場所があるだけで、気持ちも進路もかなり変わってきます。
かと言って、同じ職場の人に今の環境の悩みや転職の相談はなかなか難しいもの。
理想は他のサロンで働くネイリストや、卒業したネイルスクールの同期、講師などに相談できると良いですね。
転職はご縁も大事。
「じゃあうちに来る?」なんて些細なやり取りから、自分に合った職場を見つけられることは多いですよ。
そういった意味でも、ネイルスクール選びはとても大切なのです。
講師との距離感やアフターサポート体勢をしっかりチェック
これからネイリストを目指すなら、まずはネイルスクールでしっかり基礎を学び、資格を持った状態で就活や独立をするのがおすすめです。
なぜなら、仮に完全な無資格・未経験で就職できたとしても、先程話したとおり、もし合わなくて辞めた時にはつぶしが効かない状態になりがちだから。
長く続けていくためにも、そういった状況で力になってもらえる環境を選ぶようにしましょう。
▶【選び方】どこがいい?ネイルスクールを決める7個のポイント
K-twoネイルスクールでは、資格の合格保証はもちろん、長年の信頼から求人がたくさん集まってきます。
就職サポートには定評があり、サロンへの就業を希望した方のほとんどが採用先を決めて卒業されます。
また、フリーレッスンで自習室を解放していることもあり、講師や生徒さん同士の交流もさかん。
スクールの雰囲気は和気あいあいとしていて、ネイルサロンとよく似ています。
女性だけの環境に慣れていない方は、「働く前にこの環境を経験できてよかった。」とおっしゃることも多いですよ。
随時見学会を行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
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